倉田歯科|一般歯科・予防歯科・義歯|大阪市淀川区

定期的なメンテナンスによる万全な体制を整えています。

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年末年始休診のお知らせ

12/28(木)”午後”~1/4(木)休診とさせて頂きます。

1/5(金)からは通常診療となります。よろしくお願い致します。

2023年12月11日 18:50

ポカンとお口、開いていませんか?

皆さんは呼吸する時に、鼻と口、どちらで呼吸していますか?
ヒト本来の呼吸法は鼻呼吸です。しかしながら、日本人の7割(子どもは8割)が口呼吸をしているといわれています。さらにはコロナ禍によるマスク生活が日常となっていたこともあり、息苦しさや口元が隠れていることの油断から、口呼吸になりやすいという問題が指摘されています。
では口呼吸の何が問題なのでしょうか。

 

口呼吸によるリスク

むし歯、歯肉炎、口臭のリスク

口呼吸をしていると、口の中を空気が通り抜けるため、当然ながら乾燥しやすくなります。口の中が乾燥した状態は、唾液も乾いてしまうため、唾液が持つ殺菌作用や再石灰化作用が弱くなり、むし歯や歯肉炎、口臭の原因となり得ます。唾液はさまざまな健康パワーがあるので、乾燥はなるべく予防しましょう。
 

歯並びが悪くなる

鼻呼吸することで、歯には、唇や頬側からは後方へ、舌からは前方へ押す力がかかります。この内と外からの圧力により歯並びが保たれるようになっています。
しかし、口呼吸で口が開いた時間が長く続くと、内側からの圧力が強くなり、歯は前方に押される一方となって歯並びに影響が出てきます。
 

顔貌の変化

口呼吸が習慣化すると、口輪筋という口周辺の筋肉が緩んでくる場合があります。
口輪筋が緩むと口角が下がり、ほうれい線や目元・口元のシワ、フェイスラインの崩れにつながります。
子どもの場合、お口周りの筋肉の発達が悪くなり、のっぺりした顔になりやすくなるといわれています。

風邪をひきやすくなる(ウイルス感染を起こしやすくなる)

鼻呼吸ではウイルスや細菌などの異物をフィルター効果で減少させ、吸い込む空気の湿度を調整することができます。しかし、口呼吸ではそれができないため、乾いた空気が直撃することによって喉が痛くなったり、ウイルスや細菌がそのまま体内に侵入したりして、感染症を起こしやすくなります。

 

集中力の低下や疲労を招く

口呼吸は鼻呼吸と比べ呼吸が浅くなり、酸素の取り込み量が悪くなります。その結果、酸素が不足し、集中力・代謝の低下や、疲れが取れにくいなど、全身に影響する場合があります。


まとめ

口呼吸になる原因が、鼻炎などで鼻が詰まっている場合にはそちらの治療がまず必要になりますが、くせや習慣による場合には、意識して鼻呼吸をすることが大切です。睡眠時に口が開いてしまう人は、専用のテープで閉じてしまう方法も有効です。
歯科医院では、歯並びに問題がある場合は矯正治療を行い、簡単にご自宅でも取り組んでいただけるトレーニングで口腔周囲筋を鍛え、口呼吸から鼻呼吸へと移行させます。 まずは原因にアプローチし、改善していきましょう。

2023年10月18日 08:54

歯周病が全身の病気の原因に!?健康は健口から

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痛みや腫れなどはっきりとした自覚症状がないまま進行する「歯周病」。細菌が歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気で、日本人の多くがかかっています。自覚症状がないまま進行することが多いので、気づいた時には歯がグラグラ・・・なんてことも。さらに、歯周病が糖尿病や心疾患、脳梗塞などさまざまな病気と関連性があることも明らかになってきました。

そもそも歯周病とは?


虫歯と混同される方もいますが、虫歯はあくまでも歯そのものが酸によって溶けて失われていきますが歯周病は歯を支えている骨や歯肉などに起こる病気です。
どちらも原因となるのは、プラーク(歯垢)と呼ばれるネバネバした黄白色の粘着物に多く含まれる細菌です。

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が炎症を起こし、赤くなったり、腫れたりします。歯ブラシが当たると出血することもありますが、痛みはほとんどの場合ありません。
進行すると膿が出たり歯がグラグラしてきて、最後には歯が抜けてしまうことがあります。

 

口腔内だけの問題だけではなく、歯周病菌は全身へ

口の中で増殖した歯周病菌は、歯肉の血管から入り込み、血流に乗って全身に毒性物質を運び、さまざまな症状を引き起こしたり、悪化させたりすることが近年明らかになってきました。歯周病菌は糖尿病動脈硬化誤嚥性肺炎など、命に係わる重大な病気に関わるといわれ、さらに早産・低体重児出産認知症の悪化の可能性も指摘されています。

糖尿病

糖尿病があると歯周病が進行しやすく、歯周病があると糖尿病も悪化しやすい傾向に。
一方、歯周病を治療すると、糖尿病が改善することがあります。

動脈硬化

歯周病原菌は血小板を固めることから血栓を作りやすく、心筋梗塞や動脈硬化症、脳梗塞のリスクが高まります。

肺炎・気管支炎

本来、食道に入るべきものが気管支に入ってしまい、口の中の細菌が肺に入り込んで炎症を起こす肺炎を、誤嚥性肺炎といいます。誤嚥性肺炎を起こした患者さんの肺からは、歯周病原菌がよく見つかるため、歯周病と肺炎に強い関連があると考えられます。

早産・低体重児出産

歯周病が進行して歯肉の炎症が強くなると、子宮の収縮、子宮頸部の拡張作用を促す物質が増加します。これにより、早産を引き起こすといわれています。

骨粗しょう症

歯周病で歯を失うと噛む力が低下し、食物の消化吸収力が下がります。その結果、ビタミンDやカルシウム不足となり骨密度が低下し、骨粗しょう症が進行します。

認知症

歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起こる仕組みが明らかになるなど、認知症とのかかわりも注目を集めています。また、歯が抜けている本数が多いほど認知症を発症する傾向もわかっており、歯を失う原因となる歯周病が影響しているともいえるでしょう。

まとめ

歯周病は毎日の歯磨きで汚れをしっかり落とすことが第一ですが、歯と歯の間や歯周ポケットなど、セルフケアですみずみまで完璧に汚れを落とすことはほぼ不可能です。だからこそ、3カ月~半年に一度は歯科医院で定期検診とクリーニングを受けることが不可欠です。
お口の中から健康を整えていきましょう。

 

2023年09月05日 08:56

唾液の力で全身の健康をサポート。感染予防にも! ②

ドライマウスに要注意

このように、唾液には全身に影響を及ぼすさまざまなパワーが秘められています。逆に言えば唾液量が十分でないと、全身に悪影響が出かねません。近年では、加齢やストレス、薬の副作用などによって、「ドライマウス」に悩む人も増えています。ドライマウスを防ぐには、次の方法がよいとされています。

よく噛んで食べる

噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌量がアップします。すっぱい食品やキシリトールのガムがおすすめです。

規則正しい生活

食事や睡眠が不規則になると、自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌量が減少するので気を付けましょう。

水分を摂る

唾液の元は血液、血液の元は水分です。こまめに水分を摂りましょう。

入れ歯の確認

噛むことがしっかりできれば唾液はきちんと分泌されますが、入れ歯が合っていないと唾液は十分に出ません。歯科医に相談し、自分に合った義歯を作ってもらいましょう。

ドライマウスは歯科医院で治療することができます。まれに「シェーグレン症候群」などの病気が隠れている場合もあるので、気になる時は相談してみてください。

手軽にできる!唾液腺マッサージ

乾燥が気になる時や、唾液の分泌が低下する就寝前などは、唾液腺マッサージがおすすめです。

1 耳下腺マッサージ
親指以外の4指を頬に当て、上の奥歯 のあたりを後ろから前へ向かって10 回ほどゆっくりと回す

2 顎下腺マッサージ
親指を顎下の骨の柔らかい部分に当て、顎下から耳下にかけて5ヶ所を5 回ずつ押す

3 舌下腺マッサージ
両手の親指を揃え、顎の真下から舌を押し上げるようにグーっと10回押す

2023年07月15日 00:00

唾液の力で全身の健康をサポート。感染予防にも! ①

唾液とは

唾液は個人差や加齢と共に減少する傾向もありますが、1日に1〜1.5リットル分泌されるといわれています。
唾液の質にも個人差がありますが、酸を中和する作用が低いと虫歯にかかりやすくなるといわれてます。

 

唾液のはたらき

再石灰化を促進して虫歯を防ぐ

食事をすると口腔内が酸性の状態になります。この状態が長く続くと歯の成分が溶け出し、虫歯の原因になります(脱灰)。唾液にはリン酸カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれ、溶けた歯の表面を回復させ、初期の虫歯であれば治癒させるほどの力があります(再石灰化)

感染症を予防

唾液に含まれる免疫物質の一つ「IgA抗体」には、細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぐはたらきがあり、多くの種類の細菌やウイルスに反応する特徴があるので、さまざまな感染症予防に有効です。

湿潤・保護作用

摩擦で傷がつくのを防ぎます。また、唾液が減少して口の中が乾燥すると口臭の原因物質となる細菌が増殖しやすくなります。唾液が十分分泌することで口臭予防にもなります。

口の中を清潔に保つ自浄作用

唾液は歯や歯間に付いた食べカス、歯垢を洗い流し、口腔内を清潔に保つ機能を持っています。
ただ、唾液だけでは取り除かれない汚れがあるので、丁寧にブラッシングすることが大切です。

食塊を作り、飲み込みやすくする

歯で噛み砕かれた食べ物は唾液と混ざり合い、「食塊(しょっかい)」が出来あがります。パサついた食べ物でも食塊により飲み込みやすくなります。また食塊を胃まで送り込む「嚥下(えんげ)運動」を円滑にする役割もあります。

消化を助ける

食べ物の中のデンプンを分解し、胃で消化しやすくします。

味を感じやすくする

口の中に食べ物を入れた時、唾液の働きで味覚を感じやすくなります。また食べて良い物か悪い物かを識別する働きもあります。

2023年07月01日 00:00

歯科用CTを導入しました

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当院ではこのたび、より低被ばくで確実な診査診断が可能となるデジタルレントゲンシステム(歯科用CT)を導入いたしました。

歯科用CTにより、今まで2次元でしか撮影できなかったレントゲン写真を3次元的視点から詳細に診ることができ、
今まで以上に安全で、より確実な治療が可能となります。
歯や顎骨、神経の位置関係や大きさなど、2次元では分からなかった数多くの情報を得る事ができるため、特に親知らずの抜歯や複雑な歯の根の治療などで有効な診断法となります。

今後もより安全で確実な治療を受けて頂けるよう努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。
2023年05月31日 08:02

オンライン資格確認を導入しました

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当院では、オンライン資格確認のために、顔認証付きカードリーダーを導入いたしました。
 

マイナンバーカードをお持ちの方は、窓口でマイナンバーカードを専用のカードリーダーにかざしていただくことで保険の資格確認が行えます。
 

※パソコンやスマートフォンを利用して、マイナポータルから健康保険証利用の事前の登録(初回登録)が必要です。

登録方法はこちらhttps://myna.go.jp/html/hokenshoriyou_top.html


もちろんこれまで通り保険証を利用した、診療も可能ですのでご安心ください。

2023年04月11日 08:44
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住所 大阪市淀川区西三国3丁目5-3
ヤマモトビル2階
電話番号 06-6150-4182
  日・祝
午前診療
9:30〜13:00
午後診療
15:00〜19:30

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